佐々木先生は早朝、ソウルから成田空港へ、そして2時には武蔵野大学で最終講義という 強行軍でした。 しかし、いつも通り明るく、聞く人たちの立場に立たれた講義でした。 |
「鶴の恩返し」、佐々木先生の美しい日本語の朗読、
BUCKNELL大学エリザベス先生の英訳、佐々木先生の学生たちへの質疑応答は英語でした。 |
BUCKNELL大学エリザベス先生の英訳、佐々木先生の学生たちへの質疑応答は英語でした。 「日本の民話には動物と結婚する異類婚の話がたくさんあります。キリスト教の国の物語との決定的な違いは人間と動物の結婚であり、 「蛙の王子」や「白鳥の王子」は動物ではなく、もともとは人間である点です。 日本人には八百万の神々が存在し、 アニミズム信仰が基調にあるので、こうした「動物との結婚」の物語が成立します。 一神教を信じる国々との大きな違いと言えます」 |