略歴・業績一覧
2018.5.4

氏名 佐々木瑞枝 SASAKI MIZUE
  武蔵野大学大学名誉教授
   Professor Emeritus Humanities and Japanese Language Musashino University
金沢工業大学客員教授(2013年~)
   Kanazawa Institute of Technology Guest Professor 2013 ~ present
日本語ジェンダー学会会長(2000年~2011年)
   President for The Society of Gender Studies in Japan 2000 ~ 2011
日本語ジェンダー学会名誉会長(2012年~)
   Emeritus President The Society of Gender Studies in Japan 2012 ~ present
比較文明学会理事(1999年~2013年3月)
   Director The Japan Society for the Comparative Study of Civilizations 1999~ 2013
NPO法人西東京市多文化共生センター代表理事、
   President Nishitokyp Multicultural and International Center
地球システム倫理学会理事
   Director Japan Society for Global System and Ethics
東芝国際交流財団審査委員(1990年~2013年6月)
   Director Toshiba International Foundation 1990 ~ 2013
東芝国際交流財団審査委員、顧問(2013年7月~)
   Advisor Toshiba International Foundation 2013 ~ present
高島屋国際スカラシップ基金運営委員)
   Director Takashimaya International Scholarship Fund
科学研究費委員会専門委員(第一部科学研究費審査委員)
   Committee Member Japan Society for the Promotion of Science 2008
日本学術振興会(2008年)
   PhD Programme Examiner and Interviewer The Graduate University for Advanced Studies
総合研究大学院大学(国際日本文化研究センター)博士論文審査委員(2001年)
   (International Research Center for Japanese Studies) 2001
文部省 留学生政策懇談会専門会議協力者(1997年~99年)
   International Student Policy Committee Member Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology, Japan 1997 ~1999
釜山外国語大学 名誉文学博士
   Honorary Doctor of Literature Busan University Foreign Studies

■受賞歴 1997年6月 産経児童出版文化賞受賞
   Awards     Sankei Children`s Publishing Culture Award 1997

■職歴
   Employment History
  1988年4月~1993年9月 (国立)山口大学教養部教授
   Professor Yamaguchi National University 1988 ~1993
1993年10月~2003年3月 国立横浜国立大学留学生センター教授
   Professor Yokohama National University 1993 ~ 2003
2003年4月~2013年3月 武蔵野大学大学院言語文化研究科 教授
   Professor Musashino Graduate University 2003 ~ 2013
2013年4月~現在 武蔵野大学名誉教授
 
2013年4月~現在 金沢工業大学客員教授
 
 

■業績

■著書:単著・共著・監修
 「日本事情 Japans a L Cante」 単著 北星堂書店 1987年  (日本語・英語対訳版)233ページ 
日本事情の教科書として韓国語版・中国語版も出版された。

「留学生と見た日本語」単著 新潮社 1989年 222ページ
日本国内でも朝日新聞・毎日新聞で著者インタビュー、NHKラジオ「私の本棚」では著者自身が朗読している。

「日本語らしい日本語」単著 研究社 1989年 237ページ
英文朝日で毎週書いているコラムからの抜粋が出版された。英文・日本文

「日本語教育の教室から-留学生と見た日本事情」単著 1990年 大修館書店 222ページ
山口大学での留学生対象の「日本事情クラス」の記録である。

「日本語教師の見た日本の中の世界」 単著 リヨン社 1990年 214ページ エッセー集

「日本社会再考」(門倉氏と共著) 北星堂書店 1991年 572ページ 中上級用日本語テキスト
日本の社会について38項目のタイトルで述べ、英文翻訳、難しい漢字、同音異義語、 フィールドワーク、グループディスカッション、グラフリーディングなどさまざまなコミュニカティブ・ アプローチの手法による問題文を載せている。

「日本語教育日記」単著 1992年 アルク出版 200ページ
「耳なし芳一」「漢字ゲーム」「エバルエーション」「留学生と外来語」 「外国人記者と新聞の見出し」などについて、述べたもの。

「日本語教師という仕事」 単著 1992年 ジャパンタイムズ社 236ページ
「カリキュラムづくりと教授法」「外国語としての日本語」について「4技能の指導」 「日本語教師の条件」などについて述べた本である。

「THE COMPLETE JAPANESE EXPRESSION GUIDE」単著 TUTTLE出版 1993年(米国の出版社)334ページ
600(A list of additional expressionsを含む)以上の日本語のイディオム表現を会話文の中で どのように使われるか、イディムの語源の説明、用例から英文で解説している。

10 「外国語としての日本語」単著 講談社現代新書 1994年 240ページ
外国語として日本語を見た場合の音声、文法、敬語使用、などを新しい視点で分析している。 2010年現在 22回の増刷、ロングセラーである。

11 「留学生と見た日本語」単著 筑摩学芸文庫 1995年 269ページ
1989年に新潮社から出た本を加筆修正したもの。日本語を留学生の視点に立って見たときに、 日本人には無意識である言葉の使い分けが存在する。「いる・ある」「助数詞」「形容詞」などについて解説している。 本書の一部が三省堂の国語の教科書(新国語1)に採用されたり、高校、大学の入試にも多く使われている。

12 「日本事情入門英文対訳版)」単著 アルク出版 1995年 100ページ
外国人に日本を紹介するため、写真と英文翻訳つきである。


13 『日本事情日語学習叢書Ⅱ』単著 中国語対訳版 致良出版社(台湾)1995年 286ページ
日本語と英語の対訳版の英語の部分が中国語訳となっている。

14 『日本世情』単著(中国語対訳・簡体字版)外国語教育与研究出版社(北京) 1995年 331ページ
台湾語版とは異なる簡体字版であり、中国の多くの研究機関で使われている。

15 『日本事情入門』単著(ハングル対訳版)1995年 100ページ
アルクで出版された「日本事情入門」の韓国語版である。

16 『日本事情ハンドブック』(共著 水谷修他2名)1995年 大修館 473ページ
第一章 コミュニケーション 第二章 日本人の生活 第三章 外国と日本社会 第四章 個人と社会 第五章 社会と性差 第六章 高度成長と社会の変化 佐々木の担当部分は第五章と第六章であり、第一章と五章、六章についても、 執筆も担当している。

17 『日本語ってどんな言葉?』単著1996年 筑摩書房 202ページ
日本語の意味論のひとつの試みとして「間」「間に」,「おき(一時間おき)(一本おき)の違いなどを、 具体的な例をあげて、留学生とのエピソードとともに解説している。

18 『会話の日本語』単著1996年 ジャパンタイムズ社 192ページ
初級テキストで習得して日本語の文型をいかに実際の会話場面で運用できるかを考慮して作成した 日本語のテキストである。(韓国語版・中国語版がそれぞれの国で頒布されている)

19 『あいまい語辞典』 (芳賀綏・門倉正美 共著)1997年 東京堂出版 300ページ
「日本人論」としての視点の上に、「あいまい」と思われる表現を取り上げ3人の著者が分析した辞典である。

20 『日本語のイディオム 50 SPEAK JAPANESE NATURALLY』単著 北星堂 1997年 150ページ
日本語の慣用表現を日本人の慣習、物事の認識の方法、倫理観などを基本に50の表現をとりあげ、 英文で説明した。

21 『会話の日本語-ドリル&タスク』(共著) ジャパンタイムズ社 1997年 197ページ
初級テキストで習得した日本語の文型をいかに実際の会話場面で運用できるかを考慮して作成した 日本語のテキストとに共に使用するドリルとタスクである。(韓国語版・中国語版がそれぞれの国で頒布されている)

22 『女の日本語・男の日本語』単著 筑摩書房 1999年 117ページ
留学生が総合的な日本語力をつけることを目的に作成した問題集である。 日本語能力試験の2級に対応したレベルであり、特に大学での講義などを多くとりあげている。

23 『日本語ことはじめ』単著 1999年 北星堂書店 117ページ
日本語の初級学習者に必要な文法事項、日本の文化について、英文の解説を入れた。 海外で日本語を勉強したり、短期集中で日本語を学習するためのテキストである。

24 『日本語パワーアップ総合問題集-レベルA』(監修)ジャパンタイムズ 2000年 124ページ
留学生が総合的な日本語力をつけることを目的に作成した問題集である。 日本語能力試験の1級に対応したレベルであり、特に論説文、説明文などを多くとりあげている。

25 『日本語パワーアップ総合問題集-レベルB』(監修)ジャパンタイムズ 2000年117ページ
日本語能力試験の2級に対応したレベルであり、特に大学での講義などを多くとりあげている。

26 『日本語パワーアップ総合問題集-レベルC』(監修)2000年 ジャパンタイムズ
日本語能力試験の3-4級に対応したレベルであり、特にコミュニケーション能力のレベルアップを考え、 「絵から情報を得る」「予測して答える」などのタスクが盛り込まれている。

27 『女と男の日本語辞典 上巻』単著 2000年 東京堂出版 329ページ
女の言葉・男の言葉を従来の国語辞典とは異なった視点から収集したもの。 日本語のジェンダー表現をとりまく文化的側面を考慮しながら、集録語彙を15に分類している。

28 「アカデミックジャパニーズ日本語表現ハンドブック シリーズ」(監修) 2000年 アルク出版 中国語版(中国大連外国語大学)下記の1~10シリーズは全て異なる著者グループのプロジェクトを編成し行なった。 ① -『すぐわかる上級表現』 107ページ ② -『すぐに使える上級動詞』123ページ ③ -『予測して読む聴読解』 136ページ ④ 『違いを覚える上級形容詞』84ページ ⑤ 『よく使うカタカナ語』117ページ ⑥ 『会話で覚える形式名詞』139ページ ⑦ 『日常会話で使う慣用表現』107ページ ⑧ 『表現を豊かにする副詞』120ページ ⑨ 『例文で学ぶ助動詞』107ページ ⑩ 『自然に使える文末表現』131ページ

29 『アカデミックジャパニーズ』(共著)2001年 ジャパンタイムズ 127ページ
日本語の文法力、読解力などの受信型スキルを伸ばすだけではなく学習者自身が考え、 その場の状況を考えながらコミュニケーションしたり発表する「発信型スキル」を伸ばすことを目標としたテキストである。

30 『生きた日本語を教える工夫』単著2003年 小学館 239ページ
外国語としての日本語を指導する際に把握しておくべきことを述べた。 第一章「生きた日本語を教える工夫」 第二章「外国語としての日本語」 第三章プロとしての日本語教師を目指す人へ 第四章日本語教師への扉「新しい日本語教育能力検定試験について」─これまでの試験とどこが違うのか。

31 『女と男の日本語辞典 下巻』単著2003年 東京堂出版 338ページ
「男性と女性では意味が異なる語」「男性に期待されている性格」など、 従来には見られないジェンダー論を展開している。索引は上下巻合わせて収録した。

32 『日本留学試験 実戦問題集 -記述』(監修・共著)2004年 ジャパンタイムズ 125ページ
「日本留学試験 記述問題」のために「書く」練習を中心に構成されている。 問題の題材には日常的なものから社会的なものまで広い範囲が含まれている。資料やフローチャートに独自の工夫をこらした。

33 『日本留学試験 実戦問題集 -聴読解』(監修・共著)2004年 ジャパンタイムズ
「日本留学試験 聴読解問題」のために「聴く・読む」練習を中心に構成されている。 問題の題材には日常的なものから社会的なものまで広い範囲が含まれている。 視覚資料を見ながら音声を聞き質問に答えるという新しい形式の問題から構成されている。

34 『日本留学試験 実戦問題集 -読解』2004年(監修・共著) ジャパンタイムズ
教材には日常的なものから社会的なものまで広い範囲が含まれている。第一部模擬問題、 第二部トレーニング編から構成されている。

35 『NHK「知る楽しむ」-「日本語なるほど塾」』単著 テキスト 2005年 日本放送出版協会
NHK教育テレビのテキストである。①「日本語にひそむ和語・看護・外来語」②自動詞・ 他動詞の意味上の違い③形容表現について④文末表現について

36 『新世紀文化日本語教程』(監修)2005年 外語教学研究出版社(北京)
中国精華大学教授の依頼を受け、本文、会話文、語彙、文法解説、練習問題、 日本文化、について、監修作業を行った。

37 大学生のための日本語ライティング(監修・共著)2006年 ジャパンタイムズ
大学で必須の「書く力」、論理的はライティング力を養成するためのテキストである。 短文から段落構成、体験報告などの一般的な文章作成、そして資料を利用したレポートの書き方へと文章構成を段階的に学んでいく。

38 「日本語の男性を表す語句と表現―資料から見る日本語の変遷」『日本語とジェンダー』(1~19ページ)(監修・共著)2006年 ひつじ書房
 日本語ジェンダー学会の10人の執筆者による論文集、 巻末にはジェンダー関連の論文資料を20ページにわたって掲載し、今後の日本語ジェンダー研究に資するようになっている。

39 「Cuitural Diversity and Transversal」East-West Dialogue on Spiritual and Secular Dynamics』(分担執筆) ユネスコパリ本部での出版(United Nations Educational,Scientific and Cultural Organization)2007年
2005年にパリのユネスコ本部でユネスコ創立60周年記念シンポジウムの講演集である。 (英文で執筆)Perspectives of Language :culcural Differencesand Universality in Japanese

40 『改定新版 会話のにほんご』(共著)2007年 ジャンタイムズ 本文190ページ、スクリプト39ページ
本書は「会話の日本語」(1996年「会話のにほんご、ドリル&タスク」(1997年)の2冊を改定し、 「この課で学ぶこと」、CD、教師用指導書などを加えて新しく一冊にまとめたもの。 例文やドリルを大幅に修正することで、 さらに楽しいクラス活動が可能になったと思う。

41 『自然な日本語1初級編』単著 2008年 台湾 大新書局出版社 118ページ
台湾における日本語教科書として出版した

42 『自然な日本語2中・上級編』単著2008年 台湾 大新書局出版社 118ページ

43 『日本を「外」から見る―留学生たちと解く日本語の謎―』単著 2009年 小学館101新書、238ページ
日本語の文法を初級編、中級編、上級編に分類し、 教室場面を再現しながら文法説明・解説を行なった。エッセー集。

44 『日本語ジェンダー辞典』単著 2009年 東京堂出版545ページ
これまでのジェンダー語彙研究の集大成としてまとめたものであり、 文学作品、新聞記事、歌の歌詞、雑誌記事などから多くの用例を収集し、用例とともに辞典としてまとめたものである。
45 『日本語能力試験 N1 文法対策』監修 2011年 高橋書店 160ページ
N1および旧試験1級の過去13回分(11年分)の試験を分析し、出題回数の多い順にまとめているので、重要なところから覚えられる。
●例文や説明に、言葉の自然なつながりを示す”コロケーション”をとり入れ「日本人が日頃よく使う表現」「試験によく出る表現」に厳選。 複数ある「接続のしかた」は、よく使われる順に解説した。
46 『日本語能力試験 N1 総合問題集』監修 2011年 高橋書店 208ページ
この問題集は4章に分かれている。1章の模擬テストは、実際の試験と同じ形式と問題数で構成され、2章~4章は、分野ごと(言語知識、読解、聴解)の練習問題になっている。すべての問題に解説を付した。
47  『実践日本語教育を学ぶ人のために』単著 2011年 世界思想社 282ページ
日本語教育の指導現場を公開することを目的に執筆した。第一章 初級表現のポイント、第二章 中級表現のポイント、第三章 上級表現のポイント、 日本語の中のジェンダー表現よりなる。 実践の背後には確かな理論が存在することを示そうとしたもの。
48 『新日本留学試験実践問題集 聴解・聴読解』監修 2011年 ジャパンタイムズ 160ページ
現代的な話題を盛り込んだ、新試験に合わせた前面改訂版
49 『新・日本留学試験実戦問題集 読解』監修 2011年 ジャパンタイムズ 152ページ
留学生に読んでもらいたい。
50 『新・日本留学試験実戦問題集 記述』監修・著 2011年 ジャパンタイムズ 136ページ
51 『9割の日本人が知らない「日本語のルール」』単著 2012年 中経出版 222ページ
 4章構成 50項目 1 日本人が知らない日本語の使い分け 2 似ているけど違う!「ちょっとした日本語の違い」、3 自信ある?紛らわしい「日本語の文法」4 日本人なら知っておきたい「日本語の常識」
52 『日本語教師になりたいあなたへ』単著 2012年 小学館 286ページ
十章構成 1 日本語教育って何? 2 英語で教える日本語表現 3 日本語のアクセントって自信なにな、4 「曖昧」表現の指導法 5 日本社会の人間関係と呼称 6 和語・漢語・外来語の使い分け 7 「言葉にできないもの」を教える 8 日本語の中のジェンダー表現 9 日本語力を評価するー基準をどう設定するのか 10 日本語教師への扉
53 Japanese Naturally Vol.1-learn useful Japanese idioms 単著 2012年 アルクコミュニケーション(電子書籍) 166ページ
AからGまでの慣用表現を日本語の会話表現の中での使い方について、英文で書いている。 「あべこべ」から「牛耳る」まで58編のコラムが収録されている。
54 Japanese Naturally Vol.2 250ページ
HからKまでの慣用表現を日本語の会話表現の中での使い方について、英文で書いている。 「恥をかく」から「共存する」まで87編のコラムが収録されている。
55 Japanese Naturally Vol.3 256ページ
MからSまでの慣用表現を日本語の会話表現の中での使い方について、英文で書いている。 「魔がさす」から「すれ違い夫婦」まで90編のコラムが収録されている。
56 Japanese Naturally Vol.4166ページ
TからZまでの慣用表現を日本語の会話表現の中での使い方について、英文で書いている。 「太鼓判をおす」から「図星」まで70編のコラムが収録されている。
57 「国語で遊ぼう」児童のための本、5冊の監修 2013年4月
1、『ことわざ』2『慣用句』、3、四字熟語・故事成語 4、ことば遊び 5、百人一首・短歌・俳句  出版社: ポプラ社 (2013/04)、発売日: 2013/04
58 『新日本世情』    2014年10月
中国北京の高等教育出版
全15課、執筆担当では単著ですが、編集に多くの先生の力をお借りしています。(ここをクリックすると紹介のページにジャンプ
59 『何がちがう どうちがう 似ている日本語』  2017年2月 東京堂出版(単著)( ここをクリックすると紹介のページにジャンプ
「あがる」と「のぼる」はどう違う?「返す」と「戻す」はどう違う?意外と答えられない違いや使い分けを、 イラスト入りで楽しく解説。日本語教育の第一人者である著者が紹介する、日本人が知らない日本語の使い分け。 「子どもや外国人に聞かれて困った」「表現力をアップさせたい」という方に。2つの言葉のビミョウな違い教えます。
第1章 似ているけれど違う 2つのことば
第2章 意外と知らない! ビミョ~な使い分け
第3章 使いこなしたい 似ていることば
第4章 大人なら覚えておきたい使いわけ
60 『クローズアップ日本事情 15』 ジャパンタイムズ出版 2017年3月(単著) ( ここをクリックすると紹介のページにジャンプ
今と昔、都市と地方、世界と日本―― さまざまな角度から解き明かす、いま知っておきたい日本の姿。 日本の社会や文化について学ぶ、中・上級向け日本事情テキストです。 政治や経済、歴史など、従来の定番のテーマはもちろん、 和食やゆるキャラといった新しいトピックも加えた全15ユニット。
61 『知っているようで知らない日本語のルール』  東京堂出版 2018年3月 (単著) ( ここをクリックすると紹介のページにジャンプ
毎日使っているのに、実は知らない日本語の中の隠れたルール、「あれ」と「それ」はどう使い分けている?「おはよう」と「こんにちは」「こんばんは」にはどんな違いがある?
62 『災害時に役立てたいやさしい日本語』 ―日英対照の観点から― ( ここをクリックすると紹介のページにジャンプ
Easy Japanese to Use in Times of Disaster --A Japanese-English Comparison--
日本語教育未来学会 booklet(1page〜32page)


■ 学術論文

『A study of male and female Language in Japanese』1984年「スピーチエデュケーション11」
日本コミュニケーション学会の学会誌に掲載された日本語のジェンダー表現に関する英文の論文である。

「Japanese Language Study is Worldwide」 1993年 「The Yoke 11」
横浜市で英文で出版されている外国人を読者対象としている。 日本語が世界で研究されいる現状について、日本語を教える立場から述べたもの。英文で書かれている。

「オーディオ・リンガルメソッドとコミュニカティブ・アプローチの融合をめざして」 1994年 横浜国立大学留学生センター紀要1
日本語教育は数十年の間に教授法は飛躍的に伸びている。 長く使われていた翻訳法からオーディオリンガルといわれる文型中心のメソッドに変化した。 しかし文型中心は暗記中心であり、教師中心である。今後コミュニケーション能力をつけるためには、 コミュニカティブなアプローチと融合させることが必要とされているのではないだろうか。

「解けないクイズ」『教育時報』1995年
自明と思われている日本語のいくつかの表現に焦点をあて、 日本人でも答えの出ない日本語の規則について論じている。

「日本海文明交流圏」1995年 『比較文明』比較文明学会学会誌
日本は四方を海に囲まれた文化であり船の貿易によって、 大阪の方言が山形などに伝わっている事例を方言研究の立場から述べた。

「日本人の話し方」1995年 『国語教育相談室』光村図書出版
日本人の話し方は相手とのキャッチボールを交わしながらの「察しの会話」である。 日本人の話し方の基本には人間関係が深く影響している。

「日本文化は異質か-比較基準としての言語の問題」1996年
NHKブックス 国際日本文化研究センターの共同研究員として、 「日本文化は異質か」について、言語の立場から述べたものである

「留学生たちの日本」1996年 『高校英語展望』小学館
日本人が英語を学ぶ立場と比較対照させて、日本で日本語を学ぶ外国人の立場について述べている。

「比較文明の社会学-新しい知の枠組み」1997年 『日本語と文明』 放送大学教育振興会
放送大学で1997年から2003年まで継続して放送されている「比較文明の社会学」の中の 「日本語と文明」の部分である。日本語を世界の言語と比較し、文字論、擬音語/擬態語、省略表現などについて述べている。

「外国人留学生と辞書」1997年 『日本語学(特集「ことばを調べる」)16』明治書院
外国人留学生用に執筆された辞典は多いが、どんな外国人学習者にどのような用途の辞典が必要であるか、 語彙の解説とはどうあるべきか、ルビのふりかたなどについて述べたものである。

「コミュニケーション能力について考える「日本語の能力とは」」1999年、『日本語学 18』明治書院
日本語学の特集記事として掲載された論文である。コミュニケーション能力について、読む、聞く、 書く、話す、の4技能に加えて「考える」という点から分析した論文である。

「アカデミック・ジャパニーズを考える」2003年 横浜国立大学留学生センター
平成14年度~平成16年度 科学研究「日本留学試験が日本語教育に及ぼす影響に関する調査・ 研究─国内外の大学入学前日本語予備教育と大学日本語教育の連携のもとに」の研究成果中間報告書の一部である。

「Peater C. Patrikis(ed.)―Reading Between the Lines Perspective on Foreign Language Literacy」2003年 『学燈』Vol.100 丸善
第二言語教育において「リテラシー(読み書き9)を促すさまざまな試みを収録したテキストについて述べた。

「Gender Related Expressions」2004年 『日本語とジェンダーⅣ』日本語ジェンダー学会
「終助詞」に関する男女間の使い分けの分析、ジェンダー表現の語彙分類など。英文原稿である。

「日本語を通していかに文化を教えるか「教材を料理する」「コミュニケーション能力を考える」2004年 マドリッドアウトノマ大学
スペイン、アウトノマ大学で開催された「スペイン日本語教師ネットワーク」シンポジウムを一冊の本にまとめたものであり、日本語、およびスペイン語訳で構成されている。

「女と男の日本語辞典の輪郭-収録語彙の意味による分類」2004年 日本語学 2004年6月号 明治書院
日本語学「ジェンダーから見た日本語」特集の巻頭論文である。

「Perspectives of Language - Cultural Differences and Universality in Japanese」2005年 UNESCO(パリ本部)
ユネスコ創立60周年記念シンポジウム、予稿集の中で日本語の普遍性について具体例をあげて述べている。

「自然な日本語指導の工夫」-形式名詞を例に」2008年 広東外語外貿大学・中国日本語教学研究会 国際学会予稿集
日本語の中の「形式名詞」こと、もの、ところ、を取り上げ、ことを4分類し、もの、についても4分類、 ところ、についてはアスペクトの面から言及している。

「ジェンダーの視点から『源氏物語を考える』-源氏物語の成立順序と紫式部の心的変化-」2009年 日本語ジェンダー学会学会誌、 日本語とジェンダー第9号
源氏物語の成立順序と紫式部の心的変化を藤原道長との関係において、 「紫式部日記」に記述されたことや先行文献を踏まえて考察している。
「Male and Female Speech in Japanese」 日本語ジェンダー学会 国際大会2011 inハンガリー 基調講演要旨『日本語とジェンダー』10号
In the Japanese language one can observe a wide variety of differences between male and female speech. Of course, these do not derive from the physical or physi¬ological differences between men and women, but from their social and domestic status, and also from their expected norms of behaviour in the social environment.
「武者小路実篤『世間知らず』『友情』に見るジェンダー観」2012年日本語ジェンダー学会学会誌、日本語とジェンダー第10号
武者小路実篤(1885-1976)をここで取り上げるのは、1912年に発表した『世間知らず』の中で語られる「C子」が、『女』は「美しいこと」が要求され、それは「外面的な美麗さ」と「精神的なよさ」を追求し、「添えもの」としてではなく「一人の精神を持った人間」として成長する女性を見つめようとする彼の創造上の試みと解されるからであり、武者小路実篤のジェンダー観を辿ることができると考えるからである。
「ジェンダーから見た日本語の現在」『日本語学』4月号、明治書院巻頭論文
1、「性」と「ジェンダー」、
2、ジェンダー意識の背後にあるもの 
3、社会言語学の観点から日本語を見る 
4、「女性の使うことば」「女性に関する言葉」
5、「比喩に表れる男女感—添え物、粗大ゴミ」
6、ジェンダー表現分類の試み


■ その他 新聞・雑誌・学会誌、etc.

書評 『日本型システム—人類文明の一つの型』、1992年 『比較文明第8号』比較文明学会
濱口恵俊氏の著書で主に「日本型システムが世界に与えた影響」について論じた。
「文化交流と日本人の意識」1995年 『現代とトインビー』
トインビー研究の雑誌であり、比較文明論の立場から日本人の意識の変遷について述べている。

「多言語国家ニッポン探訪」1997年 『SQUARE』
日本語を学ぶ外国人は「言語」「文化」「日常生活の慣習」など、 どこでカルチャーショックを受けるのだろうか。日本社会の多くの外国人を内包していく中で、 自分のカルチャーに相手を同化させるのではなく、 お互いのマルチカルチャーの中から第三のカルチャーを生み出す必要に迫られている。

[コミュニケーション重視の日本語指導法] 2003年 『日本語教育指導者育成事業 実施報告書』(岐阜県)
近年、地方にも外国人居住者が増えたことから、地方行政にも「日本語教育」の視点が必要とされている。 今回は岐阜県国際交流協会の依頼により、おこなった上記タイトルの講演をまとめる形で出版されたものである。

「「Gender-biased expressions in the Japanese Language」2003年、
ヨーロッパ日本研究学会 第10回大会 (ワルシャワ大学) 予稿集、 日本語のジェンダーバイヤスに関する語彙を数例とりあげ、表現の文化的背景を示した。

「Changing Language Regimes in Globalizing Einvironments, Europe and Japan」『Europe and Japan Duisburg, 31 March to 2 April 2004』(講義要録)
ドイツのドイスバーグエッセン大学において開催された社会言語学者のための招待講演である。

書評「文明間の対話」2004年 『比較文明』20号(比較文明学会 学会誌)
服部英二著『文明間の対話』に対して、比較文明学的視点から述べた。

「Japanese Language and Genser as Seen Through Popular Tales: Taketori Monogatari and Tsuru no Ongaeshi」2005年 EAJS(ヨーロッパ日本学研究学会第11回大会 プログラム)

日本語ジャーナル連載「日本語とジェンダー」2006年1月~12月 アルク出版 (韓国語版・台湾語版でも出版されている)
(毎号4ページ、語彙の意味、解説、会話文の中での使用例、など) 2006年1月号:OL、 2月号:一匹狼、 3月号:才色兼備、 4月号:雄雄しい、 5月号:悪妻・良妻、 6月号:男泣き、 7月号:売れ残り、 8月号:女手・男手、 9月号:サムライ、 10月号:女人禁制、 11月号:おやじ、 12月号:おふくろ

10 「教師力アップのためのビジネス理論入門」2009年4月~2010年3月 『月刊日本語』連載 アルク 毎月見開き2ページ
(2009年) 4月号―リーダーシップ論の変遷 5月号―代表的な戦略論 6月号―ナレッジマネジメントー形式知・暗黙知 7月号―EQを日本語教育に応用する 8月号―マーケティング理論を日本語教育に応用する 9月号―ネットマーケティング理論を応用する 10月号―キャリアアンカー理論を応用する 11月号―バランススコアカードを応用する 12月号―ABC分析を日本語教育に応用する (2010年) 1月号―アントレプレナーシップを日本語教育に応用する 2月号―財務三表を日本語教育に生かす 3月号―コーポレートガバナンスを日本語教育の視点で考える

11 「「世界の日本語教育は今ー五カ国の日本語教育座談会IN シドニー」2009年 『月刊日本語9月号』
日本語教育の学習者の多い国の学会代表と日本語教育のあり方に関する座談会を行なった。 そのまとめの記事が月刊日本語9月号に5ページにわたり、写真入りで紹介された。 代表-中国―天津外国語学院長 韓国ー漢陽大学教授、オーストラリアーモナシュ大学教授、台湾―高雄第一科技大学教授、 日本―佐々木瑞枝

12 「著者インタビュー」産経新聞 2012年6月11日
「9割の日本人が知らない日本語のルール」に関する著者インタビュー

著者に聞きたい「産経新聞」
下記画像をクリックすると拡大した画像を見ることができます。


海外の講演活動 etc.(2005年より記載)

2005年
EAJS (ヨーロッパ日本学研究学会)において、「物語を通してみる日本語ジェンダー」のプレゼンテーション(ウイーン大学)  
UNESCO(ユネスコ)創立60周年記念シンポジウムで講演(パリ、ユネスコ本部)日本語・日本文化に関する講演を英語で行った。  


2006年
スイス日本語教師会(国際交流基金助成)で講演
講演内容『生きた日本語を教える工夫」参加者はスイスからだけでなく、 ドイツ、フランスなどユーロ圏で教える日本語教育関係者であり、意見交換も有意義であった。
「東アジア日本学国際シンポジウム」パネリスト(中国・洛陽大学)
「バルセロナ日本語教師会2006」基調講演
スペインバルセロナ講演「双方向のマルチメディア日本語教材の可能性ー日本の文化をどう伝えるか」 助成・後援:国際交流基金協力:在バルセロナ日本国総領事館

2007年
台北・高雄講演「コミュニケーションで覚える日本語」出版社・大新書局主催、台北、亜太会館・高雄 福華大飯店  
青島海洋大学・「非言語コミュニケーション」学会基調講演「「映像の中でのノンバーバルコミュニケーション」  
中国、広東外語外貿大学招待講演、「日本語の省略表現について、
民話「鶴の恩返し」の背景、日本語のジェンダー表現、日本語の自動詞と他動詞の使い分け」

2008年
北京外国語大学 「北京日本学研究中心」講演「生きた日本語を教える工夫省略表現、自動詞・他動詞を中心に」  
米国 日本語ジェンダー学会、ハワイ大学研究例会 発表、講演・シンポジウムパネリスト、 「日本語の呼称をめぐって」Place: Tokioka Room (UHM, Moore Hall)ハワイ大学  
中国天津 南開大学講演 「現代日本語の語彙研究」 
中国ハルピン工業大学において講演、研究者向け「日本語の書き言葉と口語表現」  
中国「日本語国際学会講演」ー広東外語外貿大学(中国広州)600名の参加者  

2009年
豪州 シドニー日本語教育世界大会 講演「源氏物語の背後にあるもの」(シドニー ニューサウスウエールズ大学)  
米国 日本語ジェンダー学会米国ミシガン研究例会、講演Why So Different?: Women and Men Expressed in Japanese Discourse (ウエスタンミシガン大学&ミシガン大学)  

2010年
ダマスカス大学講演 「竹取物語の背景―その時代背景や思想、各場面のシンボルと意義」  
日本語教育学会世界大会(台北 国立政治大学) 講演「日本語の中に存在するジェンダー表現、言語意識の背後にあるもの」  
英国 エジンバラ大学講演 日本語ジェンダー学会2010年度研究例会 「ビジュアルリテラシーの観点から見た日本語テキストのイラスト」 「源氏物語に登場する女性たち」  



■国内メディア(新聞・雑誌・テレビ・ラジオなど)代表的なもの

■連載コラム

英字新聞にweeklyコラム連載 ASAHI EVENING NEWS「Japanese Naturally」600篇 14年間連載
ASAHI EVENING NEWS(朝日新聞英語版)に、日本語表現とその背景にある文化に関する英文コラム 「 JAPANESE NATURALLY」を1985年から1999年まで連載した。全部で約600編になり、その内の一部が下記の本にまとめられている。 『日本語らしい日本語』(研究社) 『SPEAK JAPANESE NATURALLY』(HOKUSEIDO) 北星堂『THE COMPLETE JAPANESE EXPRESSION GUIDE』(TUTTLE )



雑誌・新聞インタビューなど
1984年 『クロワッサン』 「私の言いたいこと アジアやアフリカの人は外人ですらないのでしょうか」巻頭ページ

1984年 『言語』大修館 「駒場留学生会館の人々」 1984年 『クロワッサン』「好きな仕事には一生懸命打ち込む」

1984年 「日本語教師のつぶやき」毎日新聞連載24回
① 教えるのは難しい
② 「海のサケ」は通じない
③ 「教え方」が違う
④ 「アメリカの方が得」
⑤ 「ヒッチハイクの名手」
⑥ 「第二外国語」
⑦ 「ドッキリ生徒」
⑧ 「日本語で話して」
⑨ 「評判の悪い日本人は」
⑩ 「輝かしき未来への自信」
⑪ 「奥さんに運ばせる」
⑫ 「才女の誤解」
⑬ 「ハングルの書道」
⑭ 「現地の青年教師の悩み」
⑮ 「資格はなし」
⑯ 「言葉の区別つかない」
⑰ 「外国人留学生たち」
⑱ 「鼻の話だけ?」
⑲ 「魚には手足なし」
⑳ 「授業中も個性的」
21 「電話のあいづち」
22 「イエスとノーの身振り」
23 「民話劇の主人公たち」
24 「日本語教師のつぶやき」

1986年 私の一週間『日本語教師読本 創刊号』アルク 巻頭ページ

1986年 『外から見た日本語』毎日新聞連載20篇、留学生の日本語誤用例から謎解き
①「コワイクナイ」
②「ヒロイジャナイです」
③「ネとヨの違い」
④「彼女は帰国したいです」
⑤「あなたは先生に似ますね」
⑥「ボクにもあげる?」
⑦「ボクは疲れているらしい」
⑧「過去形では別の意味に」
⑨「ドアが閉められてある」
⑩「私も映画を見るはずです」
⑪「私の宿題を見たいですか」
⑫「全部食べない」
⑬「試験に受かってしまいました」
⑭「ベッキーはかわいそうです」
⑮「頭は痛いです」
⑯「あの太る人が私の先生」
⑰「あれが誰のウイスキー?」
⑱「ドロボーが盗まれました」
⑲「しにん来ます」
⑳「勉強からダメ」

1990年 『世界青年の船便り』毎日新聞 24回連載  



1992年 『日本語教育の教室から』読売新聞 BOOKS WEEKLY  

1996年 「どうして「ぼく」なの?!-童謡・唱歌…留学生の疑問」 毎日新聞 見開き2面にわたって掲載された

1994年『モロッコの街角で』毎日新聞

1997年 『日本語を歩く』(朝日新聞日曜版連載 8回)
① ポパポパ ②「降りるときに」③「約束を解約する」④「狭いもので」⑤「ただの日本語教師」⑥「来っていますか」⑦「拝啓 森有礼様」 ⑧ 「異文化間の対話」 



2000年「私のいる風景―留学生 一人ひとりに宝物」読売新聞文化欄



2005年 「省略語 使用上の注意」読売新聞金曜コラム

2008年 中国「南開大学講演」…天津TOPICS



テレビ出演

1997年~ 「比較文明の社会学ー新しい知の枠組みを求めてー日本語と文明」
放送大学の講師として出演、1 文明と文字 2 世界の中の日本語の位置、3 国際化社会と日本語 4 擬音語と擬態語
( TBSテレビーモーニングショー、NHKテレビ「視点・論点」(2回)、WOWOW インタビューなど) TYS,山口放送、など)

2005年 NHK教育テレビ「知るを楽しむー日本語なるほど塾」出演(再放送3回) 4週間にわたって放映された
1 和語・漢語・外来語の使い分け 2 壊したの?壊れたの?~動詞に込められた心理戦 3 形容詞に潜むプラス・マイナス 4 言葉は文化の乗り物





2010年 日本テレビ「DON」、「日本人の知らない日本語」に出演3月、4月
1 間違えやすい日本語 ①失笑・嘲笑 ②奇特の意味 ③「たまに、たいてい、時々、よく」の頻度の違い、 ④「世間ズレと世間知らず」意味の違い⑤「いそいそ・そわそわ」の意味の違い ⑥嬉しい・楽しいの使用法 2 間違えやすい日本語 ①とんでもございません。②鳥肌が立つの使用法③寸暇を惜しまず練習(誤用説明) ④浮き足立つの意味 ⑤アイディアが煮詰まった(誤用説明)⑥姑息と卑怯の意味の違い ⑦愛嬌と愛想の意味の違い⑦まぐろの数え方






国語教育と日本語教育の融合を目指して 教科書への日本語教育の観点からの執筆は、柔らかな頭脳を持った学生たちへ訴える力が大きいと思う。 一冊の教科書を数十万人、いや数百万人の学生たちが必修科目の国語として学んでくれる。 こうして多くの書き下ろしのチャンスに恵まれたことを感謝している。

文部省検定国語教科書への執筆

高等学校国語教科書 新国語Ⅰ 随筆「くれる」と「もらう」 1990年、三省堂 102頁~107頁
日本語の授受表現の複雑さについて、随筆として執筆

中学校国語教科書 新国語(中学2年生用)「春の郊外電車」 1993年から1996年の4年間、使用。 日本語の呼称について、子供の視点から「郊外電車」の中の風景として描いている。  

中学校国語教科書 国語Ⅰ 言葉を探検する「雪やこんこ あられやこんこ」2001年 文部省検定済み 光村書店 206頁~217頁
留学生とマイクロバスをチャーターして蔵王温泉に行った時のことを 「宿屋、旅館、ホテル」の違い、「めごい」方言について、雪が凍って「ツルツルする」から擬態語について、随筆としてまとめている。

中学校国語教科書 2005年 文部科学省検定済み 2008年発行 言葉を探検する 調べたことを発表する 「大仏様はにっこりしています」、光村図書 184頁~187頁
外国の研究者たちと出かけた「鎌倉散歩」を舞台に、「どんよりした天気」、「太陽ガギラギラ」などの話と共に、 ヨーロッパやアメリカとの天候の話、擬音語・擬声語の話、動物の鳴き声比較、「コンビニ」「デパ地下」から省略した言葉の多さについて、 研究者とのやりとりをエッセー風にまとめている。


日本語ジェンダー学会制作ビデオ・DVD出演

「留学生と語る日本語とジェンダー」(留学生のディスカッション、司会・進行)(2001年~2002年)

日本語には、多くのジェンダーを含む表現がある。
これは、日本語独特のものなのだろうかそれとも普遍的に世界の言語に存在するものなのだろうか。
このビデオ/CDRでは、「OL.適齢期。玉の輿。才媛、男泣き、主人/家内、悪妻、お父さん/お母さん(呼称) を取り上げて留学生たちの言語との比較を試みた。
留学生はブルガリア、カンボジア、中国、セネガル、イギリス、韓国の6名、進行役は佐々木瑞枝氏、 コメンテーターは国広哲弥氏、構成編集は門倉正美氏、ナレーション、見城美枝子氏で、東芝国際交流財団の協賛・助成を得て制作された。

「物語を通して見る日本語とジェンダー」「竹取物語」「鶴の恩返し」
解説・対談に出演 (2003年~2004年)


日本には親から子へ、子から孫へと語り継がれた、たくさんの物語があります。
その中で『竹取物語』と『鶴の恩返し』は女性の対照的な生き方を示すものとして、興味深いものがあります。 貴公子たちの求婚を断り月に帰ってしまったかぐや姫、助けてくれた猟師のところに女性として姿を変え、 猟師のために自分の羽を抜いて布を織り続けるお通、この二つの物語をイラストを通して学問的なビデオにできないだろうか、 その試みがここにあります。東芝国際交流財団の協賛・助成を得て制作された『竹取物語』は 宮内庁を初め美術館や大学図書館など多くの機関からの協力で、 ふだんは目にすることのできない美しいイラストを駆使して制作されました。
『鶴の恩返し』は長尾みのる氏の心を打つイラストです。
解説は武蔵野大学・大学院教授の佐々木瑞枝先生、それに続く対談は、 日本語ジェンダー学会の役員でもありスペインのアウトノマ大学の高木香世子先生とユリットヒダシ先生が出演しています。





「能を通して見る日本語とジェンダー」第一部 第二部 出演 解説担当
(2005年~2006年)

留学生とマイクロバスをチャーターして蔵王温泉に行った時のことを 「宿屋、旅館、ホテル」の違い、「めごい」方言について、雪が凍って「ツルツルする」から擬態語について、 随筆としてまとめている。





「源氏物語に登場する女性たち」(出演・解説)75分  (2007年~2008年)

初めて源氏物語に接する外国人学習者のために、分かりやすい日本語と英語字幕付、 美しいイラスト・音楽と共にお届けする「源氏物語」はオリジナル作品です。



「源氏物語―紫式部日記を読み解く」(出演・解説)40分 (2009年~2010年)

初めて源氏物語に接する外国人学習者のために、分かりやすい日本語と英語字幕付、 美しいイラスト・音楽と共にお届けする「源氏物語」はオリジナル作品です。



トップページに戻る