東京一極集中
「パリにはすべてがある」と,フランスでよく言われる。日本でも同様に,「東京にはすべてがある」。2国とも,それだけ強力な中央集権の国である,と言えよう。
「東京の人口は,1,200万人。神奈川,埼玉,千葉と合わせて「東京圏で,なんと日本の人口の1/4になる。いつごろから,これほどまでに東京近辺への人口集中が進んだのだろうか。
たしかに,江戸時代から,江戸(東京)は当時の世界では唯一の百万都市だった。
しかし,東京への人口集中が一挙に進んだのは,戦後,とりわけ高度成長の期間の「農村から都市へ」の大規模な人口移動によるものである。 この間,日本は,アメリカで1世紀かかった都市化を,25年間で達成した(都市人口1945年28%→1970年72%)。高度成長を担う労働力は,外国人労働者に頼ることなく,国内の「民族大移動」によって供給されたわけだ。

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