生きた日本語を教えるくふう



装丁・川村
イラスト・長尾みのる
ISBNコード 4-09-840087-1
四六判/並製/240頁
定価:本体1,500円+税


目次
■プロ ローグ

カル チャーショックで始まった私の日本語教育/駒場留学生会館の日々/カルチャーセンターで社会人に日本語を教える/日本語教師養成講座の教師として


■第一 章 生きた日本語を教えるくふう
一、話 すことの指導

日本語クラス初級の授業から/話す力をつけるためには/話 す練習での教師の配慮
二、聞 くことの指導

教科書と実際の会話との違い/聞き取りの力とは
三、読 むことの指導

読めても意味は分かりません/読解の過程
四、書 くことの指導

そんな手紙は相手を怒らせますよ--留学生のメモから/文 章が書けるようになるまで
五、視 聴覚教材の使い方

教科書のイラスト利用法/ビデオ教材/CDと自作のテープ 教材


■第二 章 外国語としての日本語
一、音 声--コミュニケーションの基本は音声から

学習者は教師の発音から学んでいる/ここが難しい①--日 本語の拍感覚/②--アクセント/③--イントネーション
二、文 型--日本語に基本文型はいくつあるか

「バスがある」か「バスがいる」か/まず覚えさせたい日本 語の基本文型
三、文 字--2000もの文字を覚えるなんて

日本語の文字は学習者泣かせ/ひらがな/カタカナ/漢字
四、日 本語を支える言葉たち

語彙--外国人にはいくつの語彙が必要か/日本語の位相を 教える方法--男性語・女性語、話し言葉・書き言葉/動詞の使い分け/和語、漢語、外来語/擬音語、擬態語/書き言葉と話し言葉/助数詞--初級で教えた い助数詞


■第三 章 プロとしての日本語教師をめざす人へ
一、教 師がもらう成績表「エバルエーション」

内容に対する知識/統率力/授業の準備/教材の使用法/時 間の効率的な使い方/生徒の授業に対する関心・動機づけ/宿題の出し方/教えている内容がテストに反映されているか/評価の方法
二、よ い日本語教師の条件

日本語教師の条件①--好奇心と向上心/②--おおらかさ と明るさ/③--異文化に対応できる能力/④--話す能力/⑤--語学力は必要だろうか/⑥--演技力/⑦--教材を作り出す能力/⑧--場面を考え出す 能力/⑨--絵をかく才能/⑩--体力/⑪--社会文化能力


■第四 章 日本語教師への扉
一、自 分なりの設計図をつくる
二、自 分はどこで外国人に教えるのか

大学や専門学校への進学を目的とする進学予備校/技術研修 生への日本語教育/ビジネスマンや外国人主婦を対象とした日本語学校/個人教授/インターナショナルスクールやアメリカンスクール/公立小中学校/地域の ボランティア活動/海外で教える
三、日 本語教育能力検定試験を受験するか
四、ど んな養成講座を選ぶか
五、就 職先の探し方は


■新し い「日本語教育能力検定試験」について――その問題例とポイント解説――

新しい「日本語教育能力検定試験」はこれまでの試験とどこ が違うか/新しい「日本語教育能力検定試験」――その問題例とポイント解説

■あと がき



読売新聞の書評より(2003年11月2日)








イラスト 長尾みのる氏 「生きた日本語を教える工夫」のオリジナルです。
長尾みのる氏のホームページhttp://www.asahi-net.or.jp/~IR4N-KHR/nagao/


新著紹介のページに戻る

topページに戻る